• 快適マンションパートナーズ 石田

マンション外壁打ち継ぎ目時廻りのタイルの張り方でマンションの善し悪しが解る

更新日:8月24日



 コンクリートの打ち継ぎ目時とは、マンション各階の床コンクリート面と上部の壁の間に設けられる目地のことです。マンションは各階毎にコンクリートを打設して仕上げるため、各階の境に目地を設け、その部分にシールを打つことで、コンクリートが収縮しても、隙間が出来て雨水等が室内に侵入しないように仕上げられます。すでに打ち込まれたコンクリート部分と、新たにコンクリートを施工する部分との間の打ち継ぐ部分に設けられる目地を打ち継ぎ目時といいます。マンションを外部から見てみると3m程度の間隔で水平にぐるっと目地があると思いますが、それが打ち継ぎ目地になります。

 マンションを施工する際には、コンクリート躯体の段階で幅30mm程度の大き目の目地を作り、その目地は3面接着のシール材で完全防水します。(捨てシール)その後にタイル張りを行い先ほどの捨てシールの上部に幅15mm程度の化粧目地を設け、今度は伸縮してもシールが破損しないように2面接着で仕上げるのが一般的です。



マンションの打ち継ぎ目地廻りのタイルの張り方を見たときに、タイルを普通の壁と同じように横張で仕上げたマンションと、打ち継ぎ目地の廻りのタイルだけを立張りで仕上げたマンションがあると思います。

 捨てシールは幅30mm、化粧目地は幅15㎜のため、打ち継ぎ目地下のタイルは捨てシールの上に部分的に張られていることになります。大規模修繕工事の際に足場を建てて打診検査を行えばその部分は浮きと判断され、横張だと浮き面積の割合が多く、張替えの対象になる場合もあります。

 一方立張りだと95mmのタイルの15mmの部分のみが浮いていることになり、張替えを行わなくても大丈夫です。

 何気ないちょっとした設計の配慮ですが、経験豊富な設計士がいるマンションであれば、下部写真のように、打継目地の上下は立張りで仕上げられています。このような部分を見るだけでも、マンションの品質の高さがわかります。




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