空前の低金利の中、また月々の給料も増えない中、少しでもお金を節約するためには、月々の住宅ローンの減額が有効です。今回は、そのための銀行との交渉方法のお話です。実際に私も、この方法で、住宅ローンの減額を実施しました。
金融機関の信頼を損なわずに金利引き下げ交渉を成功させるコツは、住宅ローンの借り換えを本格的に検討している旨を金融機関に伝えることです。
金融機関は借り換えされてしまうと、将来受け取るはずの利息がなくなってしまいます。金融機関としては「借り換えされて利息がなくなってしまうより、金利を引き下げてでも住宅ローンを継続してもらおう」と考えるので、借り換えの意思表示をすることで金利引き下げに応じてもらいやすくなります。
金利引き下げ交渉を成功させる手順は以下の通りです。
ステップ1:他の金融機関で住宅ローンの事前審査を申し込む
引き下げ交渉を円滑に進めるには、住宅ローンの借り換えを本格的に検討している旨を金融機関に伝える方法が有効です。そのため、まずは借り換え候補となる金融機関で事前審査に申し込みましょう。
事前審査に申し込むときのポイント
1. 複数の金融機関に事前審査を申し込む 2. 今よりも金利が低い住宅ローンを選ぶ
3. 実際に借り換えることを前提にする
事前審査の結果が分かるまでに1週間ほど必要になるケースもあるため、金利引下げ交渉を思い立ったら早めに申し込んでおくことをおすすめします。
ステップ2:借り入れ先の金融機関への金利引下げ交渉
借り換えの事前審査に通過したら、現在住宅ローンを借りている金融機関に対して金利引下げ交渉を行います。
借り換え候補の金融機関で事前審査に通過していることを説明した上で、「借り換えで必要となる諸費用を踏まえてコストメリットのある金利に引き下げてくれるのなら、このまま借り入れを継続する」と伝えましょう。
ただし、金利を引き下げるということは銀行が得られる収益を減らすということなので、簡単に金利引下げ交渉に応じてくれる金融機関は多くありません。そのため金利引き下げの交渉時は、今後も借り続ける意思があるからこそ事前に借り換えの相談に来た旨を好意的な姿勢で伝えることが大切です。
ステップ3:交渉結果を踏まえて判断する
金利交渉の結果を踏まえて、今の金融機関で継続するのか、違う金融機関へ借り換えるのかを判断しましょう。
借り換え候補の金融機関は地方銀行やメガバンクで金利引き下げ交渉を行うよりも、より低金利のネット銀行に借り換えるほうが金利は低くなります。一般的にネット銀行は金利が低く、次いでメガバンク、地方銀行の順になっています。
いかがでしょうか?私も上記手順で、他行に借り換えることなく、金利を低減し月々の返済金額を減らしました。返済期間が10年以上ある場合や、残額が1000万円以上ある場合には、まずは、ネット等でも実施可能な借り換えローンシミュレーションを行うことをお勧めします。
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