2020年11月15日付のマンション管理新聞に、一般社団法人マンション管理業協会の会員社の「総合管理受託戸数ランキング」の四国版が掲載されていました。
その内容によると、四国のマンションストック数は7万4489戸、全国のマンションストック戸数が720万7156戸なので、全国シェアで考えると1.03%となっています。
県別で見ると香川県が2万7819戸、愛媛県が2万3789戸、高知県が1万2277戸、徳島県が1万604戸となっています。愛媛県のマンション管理士会の人と話した感じでは、マンション棟数では香川県が約500棟、愛媛県が約400棟という所のようです。マンションについては、高松市と松山市が、四国の中では、突出して多いようです。
管理会社ランキングでは、第1位があなぶきハウジングサービスで387組合20,065戸、第2位が穴吹コミュニティで222組合13,009戸、第3位が合人社計画研究所で232組合12,432戸、第4位がコミュニティワン116組合5,127戸、第5位長谷工コミュニティ西日本37組合2,046戸、第6位日本ハウズイング43組合2,007戸、第7位大京アステージ24組合1,499戸、第8位マリモコミュニティ22組合1,185戸、第9位セントラルライフ16組合871戸、第10位鹿島建物総合管理19組合853戸という結果でした。
香川県でも、第1位はあなぶきハウジングサービスで112管理組合、第2位は穴吹コミュニティ96組合、第3位合人社計画研究所57組合、第4位コミュニティワン56組合、第5位鹿島総合管理16組合、第6位長谷工コミュニティ15管理組合となっており、1位から4位の顔ぶれは、四国の順位と同じになっています。
四国の管理会社の特徴としては、高松に本社を置くあなぶきハウジングサービスと穴吹コミュニティが、それぞれ全体シェアで26.9%、17.5%を占め、この2社だけで5割近くのマンションを管理していることです。全国1位の日本ハウジングは全体で6位、全国第2位の大京アステージは全体で第7位と四国の中では目立っていません。
あなぶきハウジングサービスはあなぶき興産のアルファマンションを、穴吹コミュニティは穴吹工務店のサーパスマンションを、合人社計画研究所は和田コーポレーションのロイヤルガーデンのマンション供給時の主要管理会社であり、今後も管理戸数を増やしていく傾向です。
業界1位の日本ハウジングは高松に支店を開設し、また第2位の大京アステージは同じオリックスグループの穴吹コミュニティとの合併も視野に入れています。星光ビル管理を吸収合併した長谷工コミュニティも、今後四国内での営業拡大を図っています。
今後は、あなぶきハウジングサービス・大京アステージ・合人社計画研究所・日本ハウズイング・長谷工コミュニティの5社の動向が注目されます。
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