
2025年1月20日付けで「一般社団法人日管連管理組合サポートセンター」が設立されました。この団体は、日本マンション管理士会連合会に所属する認定マンション管理士が、外部管理者方式の管理者(理事長)や、管理会社が管理者になった場合の監事に就任する場合、このサポートセンターが全国のマンション管理士の仲介をおこなうための組織です。
国土交通省から外部管理者方式のガイドラインが出され、管理会社が管理者(理事長)になる場合にはマンション管理士等の専門家を監事とすることが望ましいとされて以降、大手管理会社等から、日管連に対してマンション管理士を紹介して欲しいとの要望が来ています。
日管連は非営利団体のため、紹介等の営業活動ができなかったこともあり、今回新たに「一般社団法人日管連管理組合サポートセンター」を設立し、管理会社や管理組合の要望に応えることとしました。
このサポートセンターの特徴としては、以下の3点が挙げられます。
① 日管連独自の管理組合損害補償金給付制度が使用できる。
従来のマンション管理士賠償責任保険(マンション管理士の業務につき行った行為に起因してマンション管理士が、管理組合や第三者に損害賠償請求された場合の損害を補償します。)に加え管理費等の着服等の不正行為についても、管理組合損害補償金給付制度によって保障します。
② サポート体制の充実
担当マンション管理士が不慮の事故や病気等で業務が続けられなくなった場合も、サポートマンション管理士が業務を引き継ぎ、引き続き業務を継続します。
③ 経験豊富な認定マンション管理士による業務が期待できる
日管連には、マンション管理士のレベルに応じて、登録マンション管理士・診断マンション管理士・認定マンション管理士の3つの区分があり、それぞれ講習と試験によって厳密に認定されています。「一般社団法人日管連管理組合サポートセンター」に所属できるのは、最上位の資格である認定マンション管理士に限られています。
今後入居者の高齢化に伴い、外部管理者方式のマンションは益々増えてくると思われます。外部者管理方式を採用する場合には、是非「一般社団法人日管連管理組合サポートセンター」への相談をお願いしたいと思います。
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