大規模修繕工事中には、バルコニーや廊下側の網戸を外し、室内に保管する必要があります。これは窓枠部分のシール材(ゴム状の防水材)の打ち替えを実施するために必要な措置です。施工会社によっては、外した網戸を室内に保管するためのビニール袋を無料で配布してくれる施工会社もあります。また、この工事中は、網戸をサッシに取り付けられないために、工事が夏場の場合には、窓を開けて風等を室内に取り込むことが出来なくなります。工事中でもエアコンの運転は可能なので、窓を開けられない間は、エアコン等で過ごす必要があります。
また網戸の撤去に先立ち、廊下側の面格子も外す必要があります。廊下側の網戸は面格子が邪魔になって取り外せない場合が多いので、大規模修繕工事時に、網戸の張替えをオプション工事で実施するマンションもあります。
施工会社によっては、サービスの一環として、網戸の張替えをサービスしてくれる会社もあります。また、網戸張替のため工場に網戸を持って帰りますが、そのままシール工事が終わるまで預かってくれる施工会社もあります。サービスをしてくれなくても、大規模修繕工事の内容に全戸網戸張替を項目として追加し、工場に持ち帰ってもらうことで、室内での網戸保管を取りやめるマンションもあります。
面格子の設置された窓は、網戸が取り外せず、網戸の張替えが出来ないマンションがほとんどです。今、大規模修繕工事のコンサルタントを行っているマンションでも、改修内容に面格子設置部分の網戸の張替えを入れています。
大規模修繕工事の折に、網戸の張替えをおこなうことをお勧めします。
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