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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

鍵預かりサービス

更新日:2022年8月2日



 賃貸マンションと違い分譲マンションでは各住戸の鍵は入居者しかもっていません。しかし高齢者の一人暮らし等の増加に伴い、各住戸の「鍵預かりサービス」を行っている分譲マンションもあります。

 その仕組みはマンション全体で警備会社のセキュリティサービスに加入し、部屋内で緊急事態が発生した場合に、警備会社のガードマンが預かった鍵を用いて部屋内にまで入り、緊急対応を行うというものです。通常のマンションでも緊急時や火災警報が出た場合にガードマンが出動しますが、ガードマンはインターホン等を通じて、入居者の安否確認を行うことしかできませんでした。逆に、勝手に住戸内に入ると不法侵入で訴えられるおそれもあり、応答がない場合等には警察等に連絡するしかありませんでした。

 このような対応ではせっかく警備会社と契約していても、迅速な対応が出来ず、人命にかかわるようなケースが発生することも考えらえます。

 そこで、マンションの住戸内までの警備を行う契約を警備会社と契約し、各お部屋の鍵を預かり、管理員室等に警備会社社員しか開錠のできないキーボックス内に鍵を保管し、緊急時に部屋内まで入室する対応を行うマンションが出てきました。


 警備会社といえども鍵を預けることに不安な入居者に対しては、任意の住戸のみ鍵を預かる警備会社もあるようです。どちらにしても、各住戸までのセキュリティサービスに加入する必要があり、月々の管理費がアップします。(但し、個別加入ではなく一括加入のため、費用は割安)


 私がかつて勤めていた会社の販売するマンションも、このサービスを導入していましたが、一番入居者から好評だったのは、鍵を失くした場合に、警備会社に連絡して、鍵を開けてもらうサービスでした。鍵がなければ、錠前を破壊しなければなりませんが、このサービスに加入していれば、ガードマンの派遣料のみで開錠が可能でした。

 住戸内のセキュリティサービスにはオプションで、首からぶらさげる緊急時のペンダント等も追加できます。またトイレセンサー等で、室内で異常があった時の対応も可能です。今後、高齢者の入居者が増えるに従い、必要とされるサービスだと思います。


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