高松市マンションの水道料金徴収方法変更
- 快適マンションパートナーズ 石田
- 4月17日
- 読了時間: 2分

先日、ある管理会社から、高松市のマンションの水道料金が、2028年以降、棟毎の集金から、各戸毎の集金に変更になるという話を聞きました。
マンションは、大元の水道メーター(親メーター)からマンションに引き込まれ、受水槽に貯められた水が、ポンプ等で各戸に送られ、各住戸の水道メーター(子メーター)を通して、各戸に水が供給されているケースが一般的です。
水道局は親メーターの基本料金と使用料に応じた水道料金を、マンション毎に徴収します。一方各戸の水道料金は、管理員さんが毎月、各戸の子メーターを検針し、一般の戸建て住宅に準じた料金体系で個別に管理会社が集金するケースが一般的です。
水道局に払う水道代よりも、各戸で支払う水道代の方が高額となり、年間100万円超の余剰金が生じているケースも多いです。
昨今の水道料金の不足を補う目的で、高松市では各戸検針を行うことで、この余剰金を収入にすることで、水道財政の健全化を進めようとしているようです。
ただし、この運用には無理も感じられます。各戸の水道メーターまでを水道局の管理とするのであれば、受水槽の清掃や、残留塩素濃度の測定費用も、当然水道局が面倒を見るべきだと思いますし、高圧ポンプの修繕や交換も、水道事業の一環として行うべきだと思います。
水道局に問い合わせた所では、それはの費用は従来通り、管理組合で行ってもらうという回答でした。各戸の水道メーターの交換費用もマンション側で見てもらうという回答には唖然としました。
この改定は高松市だけではなく全国的なことかどうかはわかりませんが、現在はまだ、有識者による審議中とのことでしたが、本格運用にあたっては、まだまだ問題の多い制度変更だと感じました。
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