
大規模修繕工事のコンサルタントをしていると、マンションの屋上に上がるケースが多くあります。マンションよって階段で屋上まで上がれるケースと、タラップを用いて点検ハッチから屋上に登るケースの2つのケースがあります。
以前はエレベーター機械室や高架水槽のあるマンションでは、屋上まで階段があることが一般的だったのですが、機械室がいらないエレベーターになってからは、点検ハッチのマンションが多くなってきました。
業務上、実際に屋上にあがることが多い私としては、階段で上がるほうが当然ラクです。特に、女性や高齢者が多い管理員さんの場合は、定期点検等で屋上に上がるのは、点検ハッチの物件は危険性も伴います。
私が会社員の時、当初は点検ハッチで上がるのが一般的でしたが、グループの管理会社からの要望で、点検ハッチではなく、一か所は屋外階段で屋上まで行けるように設計基準を替えていました。
階段で上がれれば、日頃の点検はもちろん、ちょっとした屋上の小修繕でも、荷物や工具の搬入が楽になります。デベロッパーは、住んでからの維持メンテも考えて、一か所は屋上まで階段で上がれるようマンションを設計して欲しいと思います。
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