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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

1級建築施工管理技士補



 建築施工管理技士は建設業法上、一定金額以上の建築物を施工する場合には、必ず必要な資格です。建築施工管理技士には、1級と2級があり、建設業法に基づく指定試験機関の建設業振興基金が実施する「建築施工管理技術検定」に合格すれば「技術検定合格証明書」が手元に届きます。合格者数は1級が約32万人、2級が約47万人です。

 1級建築施工管理技士は特定建設業の専任技術者や各現場の監理技術者や主任技術者、2級建築施工管理技士は一般建設業の専任技術者や各現場の主任技術者になれます。1級、2級とも、第1次と第2次の2回の検定に合格する必要があります。しかし、実務経験等の制約(大学の指定学科卒業後3年以上の実務経験等)が厳しく、資格者不足から工事を受注できないケースも増えてきています。

 国はこれらの状況を勘案し、2024年から1次試験の受験資格を緩和しました。従来は実務経験があることが受験条件でしたが、実務経験の縛りをなくし、1級建築施工管理技士の第1次検定は19歳以上なら受検可能にしました。1級は19歳以上、2級は17歳以上なら、学歴や実務経験なしで受検できます。1次試験合格者は、所定の実務経験後に2次試験が受験可能です。


 21年度に創設された「技士補」制度により、第1次検定を突破した者は「1級建築施工管理技士補」あるいは「2級建築施工管理技士補」を名乗れます。1級建築施工管理技士補は監理技術者補佐を務めることが可能で、各現場に監理技術者補佐を配置していれば、監理技術者は2つの建築現場を掛け持ちできます。この制度の活用により国は、技術者不足で現場に配置できない技術者の緩和をはかっています。

※建設業法の適用を受ける請負金額4,500万円(建築一式工事については7,000万円)以上の建設工事であって、監理技術者・主任技術者(いずれも実務経験対象となる建設工事の種類に対応した監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下、または自ら監理技術者若しくは主任技術者として行った施工管理の実務経験を指します。


 現場への配置技術者不足の中、技術士補の資格を取得すれば、その資格者を現場に配置することで、監理技術者は複数現場の掛け持ちが可能になります。

 第1次検定は多肢択一のマークシート方式で、1級、2級とも、出題範囲は(1)建築学等、(2)施工管理法、(3)法規――の3分野。改正に伴い、24年度から「建築学の基礎的な知識を確認する設問を含めるなど、問題の充実を図る」とアナウンスされています。若い技術者は、学校卒業あるいは在学中の早い時期に、技術士補の資格を是非取得して欲しいと思います。

 

資格名

建築施工管理技士(1、2級)

試験・認定・登録・講習実施者/資格創設年

一般財団法人 建設業振興基金/1984年(2級)、1985年(1級)

登録者数など

1級建築施工管理技士32万943人、2級建築施工管理技士47万457人(いずれも2022年度までの合格者数+23年度の合格者数)

受験・受講資格

1級:第1次=19歳以上第2次=「21年度以降に1級建築施工管理技術検定第1次合格+必要実務経験」「2級建築施工管理技術検定第2次+必要実務経験」「1級建築士試験合格+必要実務経験」など28年度まで受検資格改正に伴う経過措置として、旧受検資格要件による第2次受検が可能(第1次は年齢要件のみ)。この要件は「大卒指定学科卒業後3年以上の実務経験(うち1年以上の指導監督的実務経験)」「2級建築士試験合格後5年以上の実務経験(同)」など2級:第1次=17歳以上第2次=「21年度以降に2級建築施工管理技術検定第1次合格+必要実務経験」「1級建築施工管理技術検定第1次に合格+必要実務経験」「1級建築士試験合格+必要実務経験」など28年度まで受検資格改正に伴う経過措置として、旧受検資格要件による第2次受検が可能(第1次は年齢要件のみ)。この要件は「大学指定学科卒業後1年以上の実務経験」など

試験受付期間

1級:2月22日〜3月8日、第1次の新規受検に限り4月5日まで(24年度分は終了)2級:第1次のみ前期(A):2月9日〜3月8日(24年度分は終了)、第1次のみ後期・(B)第1次・第2次同時・(C)第2次のみ(D):7月10日~7月24日(書面申し込み)、6月26日~7月24日(B、CとDの再受検者向けインターネット申し込み)

試験・講習日

1級:7月21日(第1次)、10月20日(第2次)2級:A:6月9日、B〜D:11月24日

受験・受講料/登録料

1級1万800円(第1次、第2次それぞれ)、2級5400円(第1次のみ、第2次のみ)、1万800円(第1次・第2次同時)/─

有効期間

試験内容

択一式(第1次)、択一式+記述式(第2次)

合格率

1級:第1次41.6%、第2次45.5%(23年度)2級:第1次45.5%、第2次32.0%(23年度)

※表中に特記がない場合は2024年度の内容。「―」は不要、未定、非公表、不明を示す。内容は取材時点のものであり、変更の可能性がある


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