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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

ゆいぽた



 『ゆいぽた』とは、マンションの居住者が“もしもの時だけつながって助け合える”=災害共助をコンセプトにした災害時の情報共有サービスです。当サービスは、家族の安否確認や、居住者 の要確認リスト、住戸間メッセージ、災害用掲示板、管理者メッセージといった、災害時に活用できる機能の他、平常時に非対面でも実施可能な防災訓練機能も兼ね備えています。


 災害発生時に主な役に立つのが「Facebook・LINEグループ」などのSNSですが、管理組合でのSNSの導入はプライバシー保護の観点から反対者が多く、導入を断念するケースが多いようです。災害共助SNS『ゆいぽた』は、こうしたマンション特有のプライバシー保護の問題を解決した「いざという時だけつながる」画期的な仕組みをもったマンション管理組合専用のSNSです。


 普段はそんなに親しくしていなくても、災害時にはきちんと全員に情報がつながる、そんな仕組みがあったらと思わずにはいられません。災害が発生したら、自動的に起動して3段階で使える機能が増えます。主な機能は以下の通りです。

①部屋番号でお互い連絡がとれます。メールアドレスまでは知らなくとも、子供が自宅に残っていたら、隣の部屋の方に対応を頼めたら本当に助かります。

②要介護者登録をした居住者の部屋番号をリストに示します。それを見て、近い方が安否の確認にいけます。


 この「災害時の情報共有サービス」は、既存マンションを中心に、すでに、2300棟(13万戸)が導入済です。

 私の住んでいるマンションでも「ゆいぽた」を導入しています。たとえば震度5以上の地震が発生したら、ゆいぽたに登録した携帯電話に安否確認のメールが届きます。届いたメールに返信することで家族全員に安否がわかりますし、マンション全体の居住者の安否状況も一覧で確認できます。また、救助が必要な人がいれば、その住戸も表示されます。

 また部屋番号でメールができますので、困っていることもメールで発信することができます。その他にも一斉通知機能がありますので、緊急の集会の開催や、避難物資の配付等もゆいぽたを使って伝えることが可能です。


 ゆいぽたを使って防災訓練もできますので、年に1回の防災訓練時にゆいぽたの機能を実際に体験することも可能です。


 このように便利なゆいぽたですが、ネックとなるのが、登録者の少なさです。マンションの住民全員がこのアプリを入れないと、実際に災害が起こった時に充分に活用ができません。ゆいぽた以外でも良いので、このように有益なツールは、携帯電話に予めインストールできないか?と思います。


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