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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

オートロック無しマンションをオートロック付きマンションに改修する方法

更新日:2023年2月24日



 現在大規模修繕工事のコンサルタントをしている管理組合から、オートロックのないマンションをオートロック付きにしたいという要望がありました。新築当時からオートロックに対応していないマンションであり、オートロックにすることで、マンションの付加価値を上げたいという要望です。


 一般的なオートロックは、エントランスの集合玄関機と各戸のインターホンを連動させることで、外部からの来訪者に対して各戸のインターホンから応答し、自動ドアを開閉することでオートロック対応としています。ところが、オートロック対応でないマンションのインターホンは、各戸玄関と各戸リビングのみが繋がっており、管理員室やエントランスホールへの配管がなく、改修するためには、インターホンの改修とマンション全体の配線工事を行う必要があり多大な工事金額がかかります。

 もっと簡易にオートロックに変更できる方法はないかと、ネットで検索したところ、インターホンの代わりに、携帯電話で応答するタイプのオートロックシステムがあることが解りました。来訪者がエントランスで部屋番号で呼び出すと、登録された携帯電話に信号が送られ、来訪者の画像も見られますし、携帯電話のタッチ画面で、自動ドアの開錠も行えます。また、このシステムの良いところは、外出していても応答ができるので、留守中でも自動ドアの開錠ができ、宅配等を玄関前に置き配もできます。結果、宅配ボックスも不要になります。

 もともとは賃貸マンションの付加価値アップのために考えられたシステムのようですが、古い分譲マンションでも、採用可能なシステムだと思います。

 オートロック付マンションにするためには、インターホンの他にも、エントランス内に自動ドアを設置する必要があります。メールボックスや管理員室の配置等を考えると、適切な場所に自動ドアを設置できないケースもあります。


 今回要望のあったマンションは、結局自動ドアの設置スペースが確保できず、オートロックの設置は見送りとなりました。


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