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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

レンジフードを強運転すると玄関ドアが重い

更新日:2022年11月1日



 木造に比べて鉄筋コンクリート造のマンションは気密性が高く、隙間風等が入り込みにくい構造です。このため、レンジフードを強運転すると、室内の空気が薄くなり、子供や女性では玄関ドアが重くて開けられなくなります。また、サッシの建付け等が悪いと、大きな風切り音が発生します。これらの現象を防ぐ目的で高級マンションでは、キッチンのレンジフードが同時給排気型レンジフードが採用されている場合もあります。


 同時給排気型レンジフードとは排気すると同時に、給気を行うことができるレンジフードです。通常のレンジフードは排気だけを行うのですが、換気には通常、排気と同等の給気量が必要なため、気密性が高い住宅等で外からの自然給気が充分得られない場合は給気量が足りず、吸い込み不良・異音・隙間風の音が大きくなる・扉の開閉に支障が出るなどの不具合が発生する場合があります。同時給排気型レンジフードの場合、排気と同時に給気口が開くため、ある程度の給気量をまかなうことができます。



 設置コストは高くなりますが、このようなちょっとした仕様の違いでも、デベロッパーのマンション創りへの拘りが良くわかります。

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