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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

大規模修繕工事中のストレス

更新日:2022年5月20日



 今回は大規模修繕工事で入居者が感じるストレスについてのお話です。工事中に感じストレスで、特に多くの皆さんが感じる「工事中の騒音」「工事中の臭い」「部屋を見られるプライバシー」「部屋が暗くなること」の4つについて説明します。


工事中の騒音

 足場を組み立てる時や解体する時の金属音やドリルの音、外壁工事や洗浄工事にともなう機器の使用音は窓を閉め切っていても聞こえることがあります。特にコンクリートに穴を開ける音や、タイルをはがす音は、遠くで作業していても、コンリート内を振動として室内にまで伝わってくるため、すぐ近くで作業しているように聞こえます。現在ではテレワークが推奨されており、自宅で仕事をする人が増えているため、マンションでの騒音問題はこれまで以上にシビアになってきています。重要な会議等がある場合には、その日だけは会社に出社したり、レンタルスペースを利用するなどして、支障が起きないように臨機応変に対応しましょう。また、夜勤等で勤務している方は、耳栓等が必須になります。


工事中の臭い

 防水工事や塗装工事の際の、防水剤や塗料の匂いを苦痛に感じることもあります。

 匂いに敏感な人や喘息の持病がある人の中には、シックハウスの影響で気分が悪くなったり、頭が痛くなることもあります。日頃から臭いに敏感でアレルギー体質のある人は、工事期間中だけでも知り合いの家に引っ越したり、ホテルに泊まった方が安心です。。気分が悪くなったら、散歩に出かけるなどして気分転換することも有効だと思います。

 工事中は、外部の空気を室内に入れないように、壁ガラリを閉じたりサッシのエアーブレスを閉じたりして、24時間換気も切っておくほうが安心です。


プライバシー

 工事中は足場の上や、バルコニーの中に作業員が入ってきて作業します。作業員は部屋の中を覗き込むような行為はしませんが、工事期間中はレースカーテンを閉めておくことをお勧めします。きちんとレースカーテンを閉めて、洗濯物は部屋干しにしておけば、住民はプライバシーを守ることができます。


暗さ

 建物全周が足場で囲われ、工事用シートで覆われるため、晴れた日でも、部屋の中は暗くなります。工事用シートの中でも、外部の景色が比較的、良く見える黒色のメッシュシートを工事用シートとして利用してもらいましょう。人間は太陽の光を浴びることで体内時計をリセットして活力を維持しているそうです。一日中家にいて、暗い環境にいると気分も滅入ります。昼間は極力、外出して日光を浴びることで、リフレッシュして気分転換を図ることが重要です。


まとめ

 大規模修繕工事は、住まいながらの工事のため、工事中は騒音や臭い等のストレスが多く発生します。工事は一般的に8時30分~17時30分の間に実施されることが多いので、昼間は図書館に行ったり、散歩に行ったりして、極力家にいないのが一番です。施工会社の人には、工程の中で、音の発生する工事や臭いの発生する工事の日を教えてもらい、特にそれらの発生が多い日には、外出するように事前に計画を立てておきましょう。

 またシックハウス等で気分が悪くなるおそれのある方は、工事期間中のみ、知り合いの家やホテルに滞在すほうが安心です。


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