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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

建設ディレクター



 建設ディレクターとは、ITとコミュニケーションスキルで建設工事現場を支援する新しい職業です。

 一般社団法人建設ディレクター協会のサイトには「現場技術者の負担を軽減し、作業の効率化と就労時間の短縮を図る効果的な取組として「働き方改革への取組」にも繋がります。工事施工に係るデータの整理及び処理、提出する書類の作成やICT業務等を行い、専門スキルを身に着け、現場とオフィスをつなぎ・支援することで、技術者が品質管理や技術の継承などに集中する環境をつくります。ライフステージに左右されない安定した雇用が保たれ女性や若手の業界進出、多様な人材の活躍にも繋がっています。」と説明されています。


 建設業界も2024年から、他の業種と同じように残業時間の上限規制が実施され、人手不足から、工事が実施できないケースも予想されています。

 現場監督の仕事は251の項目に整理でき、その内の4割が現場の施工管理業務であり、残り6割は書類作成業務だそうです。一方建設業業の年齢就労率は、55歳以上が35%に対して20代は1割程度、IT機器の取り扱いが不得意な高齢者にとっては、書類作成業務は最も不得意とするところ、在宅等で主婦や女性が行えば、建設業の働き方改革にも繋がります。


 私が現場にいた時も、大手の建設会社には、事務屋さんという職種があり、技術職ではない男性社員と女性社員が安全書類や道路使用許可願い等の役所に提出する書類の作成や請求書処理等の業務を行っていました。

 一般社団法人建設ディレクター協会では、全48時間のカリキュラムを受講すれば、建設ディレクターとして業務できるそうなので、今後の活躍が期待できる職業だと思います。

 働き方改革の推進に併せて、現場のIT化は待ったなしの状況です。

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