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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

管理会社が要望を聞いてくれない



 相談会での内容で、マンション内で不満に思っていることを、管理会社の担当者に話しても、まともに対応してくれない。という相談があります。


 その時のアドバイスとしては、まずは理事会に相談して、マンション全体の問題として、理事長名で要望を出せばいいですよ。という回答を行うことがあります。また、中には、理事長と管理会社の担当者が結託していて、要望を挙げても無視されるという相談もあります。その場合には、組合員何人かの意見ということで、要望書を作成し、支店や営業所ではなく、お客様相談窓口やコンプライアンス窓口に要望を出せばいいですよ。と回答します。また、要望書には、簡潔に苦情内容(管理会社が法令違反を犯しているなら、その内容)と要望(担当者の変更等)を書くことをアドバイスしています。

 良く聞くのは、担当者やその上司(支店長等)に意見を出すのだが、一向に対応してくれない。という相談が多いです。私も会社員時代の経験では、担当者は自分に都合の悪い情報は、上に挙げませんし、上司も苦情の手紙を受け取っても、部下の言い分を信用して、まともに対応しようとはしません。せいぜい、悪質クレーマーだと認定されるのが落ちです。


 しかし、最近ではビッグモーターのような不祥事が頻発するに伴い、これら事業系ラインとは別の日頃の業務で不法行為を行っていないかを監視する部門が、大きな会社には組織として存在します。そこに所属している社員は、社員の不祥事を未然に防ぐことを日々の業務として行っており、入居者からの苦情も真剣に取り上げてもらえる可能性が高いです。

 実際、私が関わった案件でも、支店にいくら言っても対応してもらえなかった案件が、理事長アンケートという、本社が実施するアンケートに苦情を記載したところ、直接本社の社員から連絡があり、真剣に対応してくれたという事例もありました。


 今の時代、コンプライアンス違反のリスクは最悪の場合、倒産にまで追い込こまれる危険性のあるリスクになっているため、各企業共しっかりと備えています。是非この仕組みを上手に利用することをお勧めします。


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