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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

緊急通報装置の貸出事業について

更新日:2021年12月17日



 先日、私の住んでいるマンションで一人暮らしのお年寄りが、コンビニに行った折に鍵を無くし、部屋に入れなかったために、エントランスホールで一晩過ごしたという事案が発生しました。エントランスホールで飲食している人を入居者が見つけ、翌朝管理会社の担当者がマンションに出向いて、部屋の鍵を壊して、やっと家に入れたという事案です。少し痴ほうが進まれており、また携帯電話も部屋に置き忘れにしていたため、途方にくれていたようです。家族は娘さんが関東に住んでおり、緊急時にも対応できないとのことであり、今後も同じような事例が発生しないよう、理事会で対策を検討する必要が出てきています。


 高齢者の一人暮らしが増えてくるに伴いマンション内の「孤独死」も増えてきています。そんな孤独死を防ぐ方法として、最近は各自治体で緊急通報装置の貸出事業があるようです。ネットで調べてみると、高松市にも「高松市あんしん通報サービス事業」という制度がありました。


 以下、「高松市あんしん通報サービス事業」の概略説明です。


制度の概要

 高齢者等の自宅に緊急通報装置を設置し、通報や異常があった際には緊急通報を受信したコールセンターが、救急車や協力者に出動を要請するなど、皆様の万が一の場合に対応します。また、相談ボタンを押すと24時間365日相談に応じてくれます。さらに、月1回コールセンターからのお伺い電話により皆様の日常生活の見守りを行います。緊急通報サービスを提供する事業者は、本市と契約している6者の中から、機能やサービスなど利用者ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことができます。


対象者

 事業の対象者は、市内に住所を有するひとり暮らしの方(高齢者のみの世帯のうち、一方が寝たきりである等ひとり暮らしに準ずる方を含む。)のうち、次の各号のいずれかに該当する方です。  (1) おおむね65歳以上の方で、介護保険法(平成9年法律第123号)第19条第1項の規定に基づく要介護状態区分が要介護に該当する旨の認定を受けている方  (2) 前号に規定する要介護の認定を受けておらず、おおむね65歳以上の方で、次に掲げる要件のいずれかに該当する方   ア 心疾患、脳血管疾患、ぜんそく等の疾患があり、安否確認の必要性が認められる方   イ 通常の電話機等によっては、外部との連絡が著しく困難と認められる方   ウ 認知症等を有し、緊急事態に対して適切に行動できないと認められる方  (3) 重度身体障害者  (4) その他市長が特別の理由があると認める方

 ※ ひとり暮らしに準ずる方、(2)に該当する方は、民生委員、介護支援専門員、老人介護支援センター職員、保健師、地域包括支援センター職員のいずれかの証明が必要となります。


 利用費用は月300円~500円程度からと低額です。65歳以上の認知症や病気のある方は対象になります。

 お住まいの自治体にも同じような制度がないか?是非問い合わせてみてはいかがでしょうか?


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