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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

管理組合運営が合わなかったら引っ越しも



 2024年1月5日の廣田信子さんの表題のブログを紹介します。


「管理組合の中で、人間関係のトラブルになってしまうことがあります。それが怒りともに大きく拗れて、様々なところに相談し、最終的には訴訟になってしまうこともあります。経験のない方はびっくりされるでしょうが、それが少なくないのです。

 法的な解決を求めると、弁護士の領域で、私たちは口を出せないのですが、結局、自分の思い通りにならなかったことが大きな傷となって、マンションを引っ越したという話を聞きます。

 その多くは理事会の決議に疑問をもったことが発端です。自分の言うことが正しいのに、なぜそのような決議をするのか…と。文章で申し入れると、きちんと対応しない、理事会議事録を公開しない等で拗れます。さらに、理事会と業者との癒着にまで疑問が膨らんで、もうどうしようもなくなるのです。居住者同士が、裁判でそれぞれの非を指摘して争うのです。

 理事が先導して話すので、住民の間でも、その人は困った人という扱いを受けることもあります。そうなったら、もう住んでいること自体が苦痛です。

「引っ越す」ことも選択肢だと言いますが、自分の正しさを証明できないというのです。強引な手法で進める理事会が放置されたら、そのマンションはいい管理ができないのですから、引っ越しを考えることも合理的一案です。拗れてしまったことが頭を離れない状況で過ごすより、日々を平安に過ごすためにも、そうするべきではないかと思うのです。

 私の周囲には、管理組合のやり方が合わないという理由で引っ越された方がけっこういます。特に管理組合には何も言わないですが…。

 今のマンションのおかしな状況を放置していいのかと聞かれますが、それはその時の区分所有者が考えていくことです。何年か後におかしいことに気づいて修復されることもあります。

 自分の思いに沿わなかったら、それでまあいいかと思って暮らすか、もっと合ったマンションに引っ越すかを考えることもいいのです。

 でも、訴訟の内容が奥深く、裁判所の判決で、私たちが大きく影響を受けるものもあります。人生には限りがあります。よし、自分が理事になって頑張ってみようと思えるならそれは意味があることです。でも、住まいは人が幸せに暮らすためのものです。苦痛に思いながらマンション管理に命をかけてとは思いません。

 管理組合が民主的な運営ができるかどうかが大事で、それも区分所有者からなるマンションの持つ意味ではないかと思います。」


 マンションの無料相談会でも、マンション内での意見対立の相談が良くあります。相談者はマンションの管理に熱心で、管理会社のいいなりになっている理事会等の不満を延々と述べるのですが、ひとりで必要以上に意見を言うために、マンション内で浮いている場合も結構あります。

 相談会での回答は、マンション内に仲間を作って、理事会等に意見を言うことと、自分が理事長になって、マンション内の解決を自ら行わないと、文句だけ言っても、何の解決にもありませんよ。とアドバイスします。

 いくら正論を言っても、解決策を示さないままでは、マンション管理は良くなりません。会社と同じように根回しや仲間づくりは重要です。


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